試合前や大事な場面で緊張する方へ

こんにちは。
身体ナビゲーターのフジモンです。
ヨーロッパのサッカ-チャンピオンズリーグを観ながらこのブログを書いてます。
何万人もの観衆の中で試合するのはものすごく緊張するでしょうね~。

一昨日、今日と神戸にあるユニバー記念競技場に行ってきました。
インターハイ陸上競技に出場する選手たちのコンディショニングサポートの仕事でした。
将来を左右する緊張感ある現場での施術、合間に観られる熱いレースに胸を熱くして楽しませてもらいました。
試合直前の選手のお身体を拝見してると、緊張してる選手が多いです。
スポーツに限らず、大事な場面ではやはり緊張しやすいものですね~。
僕もよく些細なことで緊張して頭真っ白になります。
緊張するってのは厄介なモンですが、悪いことばかりではありません。
緊張している時は交感神経が働き、心拍上昇・血管収縮・代謝促進などが起こり、活動に適した状態となります。
適度な緊張は身体が動く準備ができた状態と言えます。しかし、緊張も過ぎると身体は強張りうまく動いてくれません。こうなると、パフォーマンスは下がり思うような結果は望めません。


実はメンタルだけじゃない?

『緊張し易い』と聞くとメンタル面を考えてしまいがちですが、実は身体の動きが交感神経に作用して緊張を強くすることもあります。

ポイントになるのは『横隔膜』

しゃっくりはこの横隔膜がケイレンして起こると言われていますね。
気持ちを落ち着けようとする時に深呼吸するのは、呼吸が横隔膜と連動しているからなんです。呼吸では、息を吸う時に『交感神経』が優位となり、息を吐く時に『副交感神経(リラックスする神経』が優位になります。また、緊張した時や、普段から横隔膜が固いと、一回の呼吸で酸素を取り込める量が減り呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、必然的に呼吸回数が増えるため、“息切れした状態”と脳が勘違いしてしまい、交感神経が優位に働くようになり緊張を強くしてしまうというメカニズムになっています。


緊張もコントロールしよう!

そこで、緊張を緩めるために次のコトを意識してみて下さい。
①出来るだけ息を長く吐くように深呼吸する。
②横隔膜がしっかり働くように、お腹の動きを意識した呼吸をする。
↓↓20秒呼吸がおススメです↓↓

もちろんメンタル面での緊張もありますが、メンタル面はすぐに切り替えにくいものです。お身体の動きを介し、呼吸で交感神経を調整して、緊張する場面も楽しんでくださいね!

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藤本 理史

治療家・からだナビゲーター・柔道整復師藤本整骨院・院長
サッカー・キャンプ・水遊び。とにかく楽しいことが大好きな治療家。治療家歴17年。11年間の修行を経て2011年独立し開業。現在は兵庫県西宮市の阪神西宮駅前で整骨院を営む。サッカー・陸上競技・アメフト・テニス・カヌー・合気道・プロ野球個人トレーナーなど、様々なトレーナー経験を積みスポーツ障害を得意とする。自身も西宮市の社会人サッカーリーグに所属し、生涯現役サッカープレイヤーを目指す。 『あなたが大好きなコトを、もっと楽しく、ずっと続けれるように』 をコンセプトに活動中。キネティックフォーラム講師・NPOスポーツ健康援護協会所属。

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